卵のオープンサンド
2016年9月24日
新学期の秋。土曜日のルーティーン、再開。
なーんて、ただ朝9時からの体と精神の稽古/エクササイズに行った後に、近くのファーマーズ・マーケットに寄って帰る、っていうだけのこと。
もうたくさんの種類のりんごが売られていた。
日本の名前の付いたりんごは、有名なところで、フジとムツ。
で、これは、アカネ。食べたことないから、1個買ってみよう。
卵は、スーパーのオーガニックが冗談かと思えるくらい、全然味が違う。
ニューヨークの北、車で2時間半くらいのところから来て、お肉と卵を売っている親子。
お父さんがお客さんの相手をしている間、「次のお客さんのヘルプをして」と言われた男の子。
私の顔を見上げるようにして「How can I help you?」
「卵を1ダース、もらえますか?」と言ったら、大きな冷蔵保存箱から1箱取り出し、フタを開けて、割れていないか、一つずつ手に取って確認してくれる。
男の子の、ピアノを弾いているかのように優しく、サラサラとした指の動きに見とれてしまった。
「写真撮らせてもらってもいい?」と、尋ねたら、恥ずかしそうにうつむきながら、卵のチェックを続けた。
隣でチキンのひき肉を注文したお客さんも「It is hard to resisit, isn't it? 撮らずにはいられないわよね〜」と。
考えすぎだろうが、こんなミーハーおばさんの私のせいで、お父さんのお手伝いをしている、彼の平穏な生活に変な方向性をつけなかった、と祈りたい。
その箱を私が受け取るまで、ちゃんと待っていてくれるあたり、大人以上のサービスでかわいいったら。
この子の幸せを願わずにはいられない(こういうのに弱いタイプの私)。
早速ゆで卵を作り、バターを塗ったトーストの上にのせ、塩をパラっと振って、食べた。
ほんわり軽くて、白身すら卵らしい味がした。
幸せな気分にしてくれて、ありがとう、子供のマジック。
今日の買い物は、こんな感じ。
白菜、卵、パン、ビーツ、チョコレート・クロワッサン、チェリートマト、りんご、紫玉ねぎ
by shutterbutton
| 2016-09-25 03:46
| 日々の出来事