2016年10月31日
引っ越して初めてのエリアでのハロウィーン。
あまり派手なデコレーションをした家がないなあ、とは思っていた。
そろそろ日が陰ってくる5時ごろ、商店街はコスチュームを着た可愛いトリック・オア・トリーター(Trick or Treaters)とその親御さんたちであふれていた。
お店の人達も、毎年恒例のことで、キャンディ(こちらでは、駄菓子の一般総称)を大量に用意し、お店の外で渡しているところもたくさんあった。
マイケルジャクソンの”スリラー”がスピーカーを通して聞こえてくる。
その音楽に合わせて、おじさんたちが、踊りながらキャンディーを渡している。
商店街は、今年一番の活況を呈していた。
一本、道を外れて住宅地に入ると、静かなものだ。
我が家の隣のアパートから”可愛い魔女ジニー”みたいな(新しいキャラクターかもしれない)格好をした3歳くらいの姉妹が、お父さんと一緒に出てきた。
みんな、商店街に向かっているようだ。
アパートの前で、スクールバスで帰ってくる子供を待つ女性に
「このエリアのハロウィーンは初めてなんだけど、前に私が住んでいたところと違って、子供たちは、普通のおうちには行かないのね」と話したら、
「もちろん、Noよ。だって、どんな精神異常者や危ない人がいるかもしれないし、とにかく知らない人の家のドアを叩くなんて、危険すぎるわ。どこか他の州から来たの?」
「いえ、ブロンクスなんだけど、もっと西の方の...」
同じブロンクスでも、こんなに違うんだ。でも、納得。
じゃあ、アパートのドアを叩いてくる子供もいないだろうな。
アパートの中では、アパートの中に住む人だけが、何かしらのサイン(ハロウィーンのステッカーや、パンプキンなど)を置いているドアだけを叩くという話を聞いていた。
2件隣のお宅のドアには、「危険!ゾンビがいます」と書かれた黄色いテープがベタベタと貼られていた。
とりあえず、うちのドアの前には、パンプキンを二つ置いてみた。
結局、誰も来なかった。
コストコで大量に買ったチョコレートは、好きなのだけ自分用にして、残りは職場に持って行こう。
好きなのだけ自分用、ていうあたりは、子供と同じレベルだな。